NEX-VG10

NEX-VG10

Last update 2010/08/21 20:03

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ソニーからSONY レンズ交換式デジタルHDビデオカメラレコーダー VG10 NEX-VG10/B
が発売されました。
このNEX-VG10、なにが画期的かというと、非業務用ビデオカメラとしては珍しく、レンズが交換できることです。
そしてもう一つ。
撮像素子（光を取り込むセンサー。人間で言うと網膜に当たる）が横23.4mmとデジタル一眼レフ並み（一般的なビデオカメラは5mm　※1/2.88型センサー）の大きさという事でしょう。
この二つの特徴によって、映画のスクリーンのようなきれいなぼかしが撮影できそうです。

交換可能レンズで、一つ心配なのがNEX-VG10専用のレンズだと、その需要の少なさからレンズのバリエーションが少ない、または、サポートもすぐ打ち切られてしまうのではないか。という事なんですけれど、このNEX-VG10のレンズは、少し前ソニーから発売されたミラーレス一眼レフカメラNEX-5/3で採用された「Eマウント」を同じく採用しているという事なので、今後もNEX-VG10取り付け可能なレンズが発売してくると思います。

ぼかしに関してですが、カメラのF値が小さいほど、そして撮像素子が大きいほどよりきれいにぼかしてくれるので、被写体をより目立たせたいような場合、たとえばお子さんのピンナップ写真風の映像や、花のアップ映像なんかに威力を発揮しそうですね。
NEX-VG10は、今までのビデオカメラの撮像素子の受講面積が約19.5倍。
撮像素子が大きいという事は、それだけ高画質になります。
より高画質な映像を記録したいような場合はこのNEX-VG10は威力を発揮するでしょう。
参照 デジタルカメラとビデオカメラ画像比較
ビットレートも24Mbpsに対応（今までのハイビジョンビデオカメラは18Mbps程度 ※AVCHD）しているので、高画質な映像をそのまま高画質に保存することが可能です。
その代わり、24Mbpsレベルの高ビットレートをパソコンで編集する場合、かなりの高スペックを要求されそうではありそうですが・・・。また、ファイルのサイズも大きくなりそう。
結婚式や入学式といった人生に一度しかない機会の撮影にはもってこいかもしれません。

ただ、ちょっと大き過ぎるのが弱点。
どうしてもデジ一並みの大きさのレンズを使用するため、レンズだけで本体の半分ぐらいの大きさになってしまう…。
また本体自体も、昨今の小さくなったハイビジョンビデオカメラに比べると大きいみたいですね。

ズームは手動

ビデオカメラのズームというとレバーを傾けたり、ボタンを押すだけだったんですけれど、このNEX-VG10は、デジ一用のレンズを使用していることもあって、ズームは手動のようです。
我々素人カメラマンはどうしてもズームを多用したがるので、これからビデオカメラをはじめて購入する。という人には向いていないかもしれません。

どちらかというと業務用？

かなり高画質な映像が撮影できるようなんですけれど、レンズの値段と大きさからどちらかというと業務用むきかもしれません。
ちょっと高価なレンズだと数十万もするようなので、はたして個人ユーザーがそこまでこだわるか…というと疑問符も。

一眼レフカメラとの比較

性能や機能的にはハイビジョン動画も撮影できる一眼レフデジタルカメラとも比較したくなりますが、実際にビデオカメラ、一眼レフを使ってみればわかると思うんですけれど、もっとも大きな違いは「持ち方」。
長時間被写体を撮影し続けるような場合、ビデオカメラのような片手でホールドできるようなあの持ち方の方が疲れにくいです。
また、液晶画面を見続ける場合も、液晶の角度をいろいろ変えられる方が有利です。

それ以外にも、ビデオカメラはバッテリーが露出しているため、いろいろな容量のバッテリーを選択できるのも大きな違いです。

こうして考えると、動画をメインに撮影するか、写真をメインに撮影するかによってNEX-VG10のような交換レンズ式のビデオカメラにするか、一眼レフデジタルカメラにするか決まってくると思います。

写真を含めたレビューはこちらを参考に。

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