夜間の撮影でのハイビジョンとスタンダードの違い
Last update 2007/06/11 23:26
夜間の撮影
花火大会やキャンプ、大晦日といった意外と撮影に適したイベントな割に、ビデオカメラは夜間の撮影は苦手です。
人間の目というのは、ISOで換算するとISO1000000000(10億)にもなるそうです。
ISOとは、デジタルカメラを使ってる人ならわかると思いますが、感度を示す値で、写るんですの夜間撮影用なんかがISO800として売っていますよね。
デジタルカメラの性能も年々上がってきていて、最近ではコンパクトデジタルカメラもISO1600やISO2000のものも出てきました。
ISOは値が大きければ大きい程、暗いところでも被写体を明るく写すことができます。
が、その反面、ノイズが非常に多くなります。
だいたいISO800を超えると、画質がかなり劣化します。
ビデオカメラの場合
さて、ビデオカメラの感度はどれくらいかというと、カタログを眺めてもISOという値が載っていません。
代わりに「最低被写体照度」という値が掲載されています。
この最低被写体照度が小さければ小さい程、暗いところでも明るく撮影することができます。
Sony HDR-HC3では、最低被写体照度は11ルクス。
Sony HDR-HC1では、15ルクス。
最新のHC7では、5ルクスとなっているようです。
ハイビジョン VS スタンダード
家族や友達と撮影を楽しむような使い方の場合、意外と多いのが夜間の撮影。
そこで、今回はハイビジョンビデオカメラで夜間撮影すると、スタンダード画質のカメラとどのくらいの差があるのか比較してみました。
エントランスの明かり
左の画像は、ハイビジョンビデオカメラSony HDR-HC3で撮影した我が家の玄関の電灯です。
クリックすると拡大します。
映像を静止させてキャプチャーしたものですが、正直デジタルカメラに匹敵するレベルですよね。
HC7では、画素数が610万画素(HC3では400万画素)になっているので、さらにきれいに写せるかもしれません。
左の画像は、スタンダード画質のビデオカメラCanon FV300で撮影したものです。
クリックして拡大表示するとわかりますが、ノイズが非常に多いですね。

実際の動画で確認するにはこちらをクリックしてください。
★ 音声はありません
信号機
左の画像は、ハイビジョンビデオカメラSony HDR-HC3で撮影した夜間の信号付近です。
デジタルカメラではぶれてしまうようなシチュエーションですが、このように明るく写っています。
こちらは、スタンダード画質のビデオカメラCanon FV300で撮影したものです。
やっぱりノイズが多いですね。
実際の動画はこちらで見ることが出来ます。
★ 音声はありません
バイパス
左の画像は、ハイビジョンビデオカメラSony HDR-HC3で撮影したバイパスです。
黒が黒く写っています。
こちらがスタンダードビデオカメラVF300で撮影したもの。
ハイビジョンで撮影した場合より明るく写っていますが、ノイズが多いです。
実際の動画はこちらで見ることが出来ます。
★ 音声はありません
拡大して比較
拡大して比較してみました。
歴然としていますね。
夜間室内での比較も、参考にしてみてください。
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